by
まさか、屋敷に着いた途端、私、襲われたりしないよね。

決まった途端に、不安でいっぱいになった。

「大丈夫。全部、僕に任せて。」

すると馬車は、私の家に向かって、走りだした。

「あっ!薬を買わないと!」

「もっと、良い薬を買ってあげるよ。小花。」

ドキンとした。

急に、名前を呼び捨てにされたから。
9ページより