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上條 一音
2021年7月13日
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霞のような手で俺の瞼を覆った。
Violet Blue
/中山史花
留守のうちに家に上がりこんで、我儘を言い倒していく身勝手な女。「追いだすぞ」「そんなことできないくせに」おまえ、本当に、そこにいんのかよ。
「ツカサはたいへんだねえ」
私の相手をしなくちゃいけなくて。
遠い街の、他人事のようなのどかな声で言う。
9ページより
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