by
「うるせえな、俺の大吉半分やろうってんだ。ありがたく思え」

「……は?」

あろうことか、自分の引いた大吉まで同じように破り出した。

「お前の半分寄越せ」

ほらよ、と千切れて半分に避けた大吉のおみくじを渡される。
515ページより