自分にとって憧れの温かい家庭で育ったなっちゃんと結婚することになったせいちゃん。自分にもそんな家庭が手に入ると思ってたけど、自分達はお父さんとお母さんの真似をする必要はないとなっちゃんに言われてわからなくなってしまいます。13年後2人の子の親になった2人。なっちゃんは明るく元気なお母さんを演じるのが癖になり、女の人としての自信をいつのまにか失ってしまいます。親になる不安、結婚した女の人の陥る孤独について書かれた作品です。
2019.11.23 魔法のiランド初出
2020.3.31 小説家になろう掲載