by
そんな私に、美空くんはにっと笑うと、そのまんま上を向いて、思いっきり雨を体に浴びた。

「あはは、びしょ濡れじゃん」

私はそんな彼を見て、指をさして笑うと、彼もお前もな、と同じように笑う。
3ページより