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やっほー、と手を振る彼女の目の前にビニール袋を置くと驚いたように肩を震わせた。

『どうぞ』

「……私に?」

中を覗き込んだ涼音さんは一瞬黙ったけれど、直ぐに俺を勢い良く見上げた。

「夢みたい!!」
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