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「それなら、オヤジだけ留置場へお戻りください。オヤジには、留置場の臭い飯がお似合いですよ」
「なに言うてんねん。ワシが助言してやったさかい、ワシを助けることが出来たんやで?
 すべて、ワシのおかげやん」
「言ってることが支離滅裂してますよ? 自分で自分を助けたつもりかもしれませんが、この際はっきり言わせていただきます。あなたは、ただのお荷物です。
 そもそも、俺達が動かなかったら、あなたは本当に刑務所行きでしたよ? むしろ、刑務所に入ればよかったのでは? その際、俺は迷わず死刑を求刑します」
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