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「勝負に勝てば生かすも殺すもお前次第。煮るなり焼くなり、好きにすれば良い」

寒くもないのに、体がぶるりと震えた。

引き付けられたのは、あるいは私の心か……。

「ただしお前が負けた時は、その安い命を俺が貰い受ける」
399ページより