ちゅ…

首筋に感じた唇。

「……」

…あ。

キスマーク付けられてる…。

「……」

龍哉にも…独占欲ってあるんだ…。

仕事中は髪おろしてるし…気付かれないかな…。

龍哉は何度もあたしの首筋や髪にキスを落としてくれたあと、あたしの手を持ち上げ、指先にもキスをしてくれる。

…うわ。

またピクピクしちゃいそうだよ…。

必死に体がピクつかないようにしていたが…

「…起きてますよね?気付いてますよ」

って龍哉の柔らかい声が耳元に注ぎ込まれる。
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