by
「迎えにきたんだよ!」

「え…なんで??」

「いいから早く乗れ」

ヒロはおでこに軽くキスをすると、

体を持ち上げて
後ろに乗せた。

「掴まってろ!」

ヒロから美嘉の家までは自転車で一時間以上はかかる距離だ。

ただでさえ学校だから早く起きなきゃならないのに…
ヒロ何時に起きたの??

心配してくれたんだ。
優しいね…。
34ページより