自分の才能の無さを悲観して、画家の道を諦めた南 夏音は、派遣社員として、職場を転々としていた。ある日、夏音は、3ヶ月契約で派遣された運送会社で、昔の恋人、橋本来斗と再会する。
互いに別れた事をずっと後悔していた二人だったが、来斗には、すでに家庭があった。互いの秘めた恋心は、叶うことがないまま、夏の終わりと共に波に攫われ消えていく。もう二度と、想いが交わることがないように。もう二度と貴方に恋しないように。
ーーーーもう来世は、会わないから
ーーーー来世は、また俺が必ず迎えにいくから
※表紙はフリー素材です。