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「ア、アホだと思われるかもですが、翡翠様が本当に私の事を好きなのかどうか、です。いまだにあれは夢だったんじゃないかって時々思ってしまうんです。だって、私、翡翠様から『好き』って言われた事ないので…」「好きでなければ、自分からキスはしません。」「で、でも…!」そこはやっぱり言葉として告げて欲しい、と言おうとすると、書物の本棚の方へと軽く両肩を押されて、唇を塞がれる。やっぱり翡翠様のキスは、蕩けてしまいそうな程甘くて、ああ、これで誤魔化されちゃう…なんて思っているとゆっくり唇を離した翡翠様が、私の頬に愛おしげに触れ、小さく呟いた。「好きだ。」