「…好きな女に触れてるんだから、体温くらい上がるだろ?」

「……」

爆弾だ。

テキーラを一気飲みした時みたいに、体の芯から熱が発せられる…。

「…ほら…アキラだって…」

嬉しそうに呟く映夜。

「…こ、これは…映夜が触ってるから…」

「ん?」

意地悪に訊く映夜。

その視線だけでも、あたしの体温は上がっていく…。
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