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「つまり俺がお前を抱いてた事はお袋にばれてた訳だ。そうか…」

「秀一郎笑ってる?」

それもすごく嬉しそうに笑ってる。

「ああ。あの少し後で死んじまったからな。
ずっと心残りだった。

お前をお袋に会わせてやれなかった事。

お袋はお前の事俺に教えないまま逝っちまったけど、いつか話してくれる気だったと思う。
今ここにいたなら、きっと喜んでくれてる。」

「秀一郎…」

「俺はあん時からずっと、お前を嫁にする気だったからなだから…」

「だから2度と逃がさねえ!!
話は終わりだ。今夜は寝かせねえ。3年分きっちり抱いてやる。」

覚悟しろ。そう言いながら私の上に覆い被さった。
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