田舎の子爵令嬢のフローナは、隣の領地のウルスに淡い恋心を抱いていたが、ウルスはフローナの従姉に一目惚れし後に婚約する。その後、フローナは貴族の子女として王都の学園に入学し、勉学に勤しみつつ、なるべく目立たないような生活をおくる予定だった。ところが、なぜか高等部の高位貴族ご子息のアルバストに捕まり、アルバストらの仕事を手伝うはめになる。それは学園生徒会でのお仕事だ。生徒会役員は、王太子をはじめ、煌めくメンバーたち。高位貴族で優秀だが、どこか変わった生徒らだった。否応なしにフローナは目立ってしまう。目立てば嫉妬や嫌がらせも受ける。特に先に進学したウルスは、なぜだかフローナにきつく当たる。生徒会のお仕事が、学園の枠を越え、何やらきな臭い陰謀まで突き止めた時、フローナの新しい恋が花開いていくのだった。