by
パーフェクトな警視が実は……ポンコツだった!?

パーフェクトな警視にごくあま逮捕されました霧内杳

「空から天使が降ってきた」 歩道橋から落ちたところを、イケメンに助けられたのはいいけれど。 お礼に結婚しようと求婚され、婚約指環の代わりに手錠をかけられました!? その日はなんとか逃げられたけど、それから付き纏われる日々が始まった。 さらに相手はぜったに笑わない、〝Mr.パーフェクト〟な警視様とか聞いても信じられるわけがない。 私の前ではにこにこ笑ってる、ドジっ子だし。 それでなくても私の出した社内コンペ案が、盗案だって言う人が現れてトラブルを抱えている。 ほんと、勘弁してー!! 篠永花夜乃 しのながかやの 24 ごく普通の会社員女子。 見た目がよくて男性にモテるため、仕事の成績は男のおかげとか言われて悔しい思いをしている。 実際は努力家の頑張り屋で、男性の手は借りていない。 サバサバしていて女性特有の空気が苦手なため、孤立しがち。 そのせいでさらに、女性から敵視されがち。   × 駒木鷹郁 こまきたかふみ 28 警視庁刑事部参事官 警視 いわゆるエリート。 なんでもできて隙がなく、〝Mr.パーフェクト〟とか呼ばれている。 さらに常に真顔なのでなにを考えているのかわからないと恐れられている。 しかし、花夜乃の前では天然ポンコツ……? 花夜乃は平穏な生活を手に入れられるのか!?
  • オトナLOVE
  • 完結 237ページ
「愛してる、花夜乃さん」

そのまま、彼の唇が重なった。
結婚指環の代わりが手錠だなんて、私たちらしいな。
237ページより