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夏生めのう
2023年6月14日
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高嶺の花は、溜息をつく姿ですらも美しい。
高嶺の花は今日も、
/紅茶 れもん
周囲から“高嶺の花”と言われている間宮 美紅(まみや みく)の通う高校にはもう一人、同じく“高嶺の花”と呼ばれている男子生徒がいる。 校内一と言っても過言ではない程に美しい容姿を持つ彼には、人を寄せ付けないオーラがある。 声をかけたくてうずうずしている女子が多い中、彼は何故か美紅にだけはやたらと絡んでくる。 極力目立ちたくない素直で真っ直ぐな高嶺の花と、不器用で意地っ張りだけど本当は優しい高嶺の花。 それぞれが零す溜息は、ただそれだけで甘く切なく、美しい。
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完結 338ページ
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