by
あぁ
彼女に呪いをかけた魔術師と、戦闘したのち。
  相打ち  となり、もうすぐそばまでおとずれた死へと、身を委ね、だれであっても、救えないところまできていました。
教え子たちは嘆き、哀しみ。しかしー
    師を、おくりだします。
彼女がそばから消えたあとの数日間は、なにもできないほど。なにも考えられないほど。
暗く、冷え切った絶望の底へと沈んでいました。
それでも。師へ懇願し、そして受け入れられた願いを叶えるため、彼らは哀しみを胸に。希望を、胸に。
師との想い出に溢れた世界を飛び出し、動き出します。
1ページより