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そこでは、ちょうど結界の残骸が消えていくところで。それで。彼女が、立っていた。…けれ、ど。「……かれあ…さま……?カレ、アさ……。……っカレ、ア…さま……!」彼女はわたしの知る色をしていなくて。「カレア、さま、カレアさま、カレアさまカレアさまっ…!ずっと……!っずっと!〜お会い、…したかっ、た、ですっ……!」なぜだか一瞬、全く知らない人にみえた。