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総長を守るように親衛隊が後ろを走り抜けて行く中またデカい歓声がおきた《氷姫の後ろに騎士が乗ってるぞー》《すげーアイツ月華の加護付きなのか!!》焦げ茶色の髪に両サイドに真っ赤なメッシュを入れた水色の特攻服を着た女の子の後ろに乗る真っ黒の特攻服を着た男の腕には満月と蝶の刺繍がされていた騎士なのに隣を走る騎士のバイクじゃなく月華のバイクに乗って走り抜けて行くあの男一瞬歩道橋を見上げて強い視線を送ったあと何もなかったかのように前を見据えてた伝説の月華とその女神を護り抜く騎士目の前にかつて共に闘った主が居るのに素通りしたそれはこの国道沿いに集まった人間に衝撃を走らせていた