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瞬きをするたびに大粒の涙が床に落ちる。

乃亜も父さんも母さんも勿論友達もだけど、タケだって、健だって俺の家族だ。そう思ってる。血も繋がってない、ましてや義理の弟でも何でも無いけど長年付き添ってくれたからもう家族だって思ってた。だから家族を失いたくなくて、だから。
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