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あいつがこれから歩いて行く道が地獄じゃないなら、その方がずっといい。

――――――――じゃあ俺は、この先どうしたら良いんだ。

ふいに浮かんだ本音と孤独感。押し寄せて来る波に流されるままに腰を上げて歩き出した。
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