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「さっき一生キスしないって言ってたやん!」

美嘉の顔はみるみるうちに赤く染まる。

「……うるさいっ!!」

「自分からするの恥ずかしいって言ってたやん」

「も~、いいのっ!!言わないで!!」

優は美嘉の肩をぐいっと抱き寄せ、
耳もとで囁いた。

「俺とキスしたいって思ったん?」

返事はただ一つ。
静かに頷いた。

そして優は再び体を離し唇にキスをした。

いつもみたいな
軽いキスではない。

部屋に鳴り響く音…

優の激しいキスに頭がくらくらして、
何も考えられない。

優は美嘉の腰に手を回し

美嘉は優の首に手を回し

二人は夢中で
キスをした。
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