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「(ねぇかみさま、さきはずっときこえていたんだよ)」水音に混じっていたから鮮明ではないけれど、幸せそうな母の温かい笑い声と、自分に語りかける父の嬉しそうな声。そんな二人の愛の深さを、誰よりも一番よく理解しているから。「(だから、あんしんしてね)」