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リュウの言葉は……」

『猛烈の走狗何の志す所ぞ』

「狂った捨て駒の志しは誰にも分からない」

『将に一死をもって覇業に徹さんと要す』

「天下を支配するには死すらもいとわ無い」

『欣びに耐えんや名を遂げ功成るの後』

「功績や名声を得て後に」

『共に招魂場上の花と作らん』

「みんなで墓場の上に舞い散る花になる事は喜ばしいじゃないか……まぁ、そんな感じだ」

私はゴクリと唾を飲んだ。

リュウが「やる事やって死ねたらいいんじゃね?」ってふざけて言ってた事も、実はこんなにも意味のあるものだったんだ。

「シロの方はな……」

『桀狗堯に吠ゆるもとよりその義なり』

「狂犬が聖人に吠えるのはその偽善を恥じる心から」

『我等斗屑の微といえども』

「所詮、ごみクズの様な存在だろうが」

『生きて夜叉の臣となり』

「生きては猛悪な神の使いとなり」

『死しては阿修羅の鬼とならば足る』
206ページより