…ダメだ、なんだこれ、なんだこの気持ち。

今まで職場の男共に声をかけられる結月を見て抱いた気持ちの比じゃない。

昔とはいえ、結月が好きだった奴。
結月に触れたことのある奴…周りが結月の彼氏だと認識していた奴。

そんの存在が形として現れて…どう例えていいか分からない醜い感情が身体中に広がるんだ。

「…昔のことは…関係ないんじゃなかったの?」

「…」

あからさまに機嫌の悪くなった俺にムッとした顔の結月がそんなことを言う。さっき俺が結月に言った言葉だ。
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