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「お前ら、英悟達の方、見て立て」人垣を作ってから美穂さんと紗那さんに声をかける「あ…」小さな声が聞こえて…少し顔を後ろに向けたシズキがいたシッ---大河と指を一本口に当てるうんうんと、首を縦に振るシズキは涙目「英悟~」『ツトムくぅ~ん』大河と人垣の前に立つん?そんな感じで見る英悟とツトムくんそのまま人垣はそろそろと前に進み英悟達の前で止まった「どうした、シズキ」英悟がシズキの涙目に気付いて訝しげな表情を見せるシズキは首を激しく横に振る「ハイ、お前ら、どけッ」大河の声で弾かれたように人垣は左右に分かれる「………」「え………」「英悟…」「ツトム…」2人のお姉さんは目を見開いて固まったままの2人の弟を抱き締めた「ねぇちゃん…」「姉貴…」「俺等…先に入ってようぜ」暁人が顎で指示を出す