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「っ、…疾風っ!?ちょ、おろしなさいよ!!」

「舌噛むから喋んな」

「っ、」

肩に担がれてそのままその場を立ち去らわず
終えなくなったあたしは

疾風が止まるまで黙っていた

そして屋上まで着くと
あたしを疾風がゆっくり下ろした

「…どういうつもりよ」

「それはこっちの台詞だろ」

「何が?」

意味不明なんですけど。
しかもなんで若干怒ってんのよ

「俺の事好きって言ったのになんで他の奴と付き合おうとしてんだ」

「…っ、疾風を好きになっても意味ないからでしょう!?疾風なんかより林田くんの方がずっとあたしを……っん、?!」

急に頭に手を掛けられたと思ったら
強引に引き寄せられてキスをされた

「……っ、…なん、で、」

「るせぇな…お前が他の男の名前呼ぶから悪いんだよ!」

「っ、意味わかんない!!どうしてそんなに事言われなきゃなんな…」

「お前が好きだからに決まってんだろ!!」

「…………え、…?」

……好き?
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