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伏水瑚和
6月8日
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あの月の光の匂いはしなかった。
窓の月
/中山史花
私は友達じゃないんだなとわかった。だけど、雪原のような瞳の温度でも、私には透き通って、まぶしく光って見えた。
笑顔でごはんを食べる子どもたちを、見守るように笑う北くんを見て、北くんは子供好きなんだろうかと、とんちんかんなことを考えた。
6ページより
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