「啓太さんもおはようございます」
「うん。おはよう」
「何で足許で正座してるんですか?」
「足の先がキューっとするのが見たい」
「新たなフェチに目覚めないで下さい」

背中にのしかかられて気付かなかったけど、何時の間にか啓太も起きていたらしく、水月君との会話から予想するに、俺の足の先をジッと見ているんだろう。

「キュってして欲しいんだと。ドライでイっとくか」
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