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それからの彼は人が変わったように甘えてきて、なんだか調子が狂ってしまう。
仕事も手のひらを怪我をしてしまった事によりしばらく休む事に。

彼が仕事を休んでいる間もベッドで大人しくしている事なく、私が行くところ行くところについてくる。

私が注意をしても「恋がいないと寂しい」と、潤んだ瞳でそう言われてしまえばそれ以上は何も言えなかった。
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