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「あの時……?」遥が不思議そうに首を傾げると、未来がガーゼをゆっくり剥がす。「嘘……!」剥がされたガーゼの下にあったのは、ハートマークの痣だった。「まさか、シャルル……?早川くんが、シャルルなの……?」「……そうだよ。僕がシャルルだ。」随分と情けない声だったと思う。