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「…反則って言いたいのは俺もなんだけど」

さっきから椎が可愛すぎて、俺がどれだけ我慢しているのか、椎は絶対に知らない。
今だって、実は赤くなっている耳を隠すのに必死なのに。

「え?」

「何でもない。ほら、椎。仲直りの指切りしよ。」
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