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そこには、綾野さんと篠崎さんが朝ご飯の準備をしていた。

「おはよ尋秋、菊雅くん。」

目玉焼きを作りながら、綾野さんは言う。

「おはよう綾野さん♪あ!エッグトーストにするの?美味しそう!篠崎さんは何作ってるのー?」

「朝は冷えるからさ、かぼちゃのスープ。どうだ?美味そうだろ?」

「美味そうっす!流雨さんと篠崎さんって、料理まじすごいっすよね。」

尋は皿を用意しながら2人に言った。2人は嬉しそうに笑う。

「よし、出来た!食うか!」

流雨さんがそう言って、みんな手を洗い席に着く。そして両手を合わせた。

「いただきます!」

綾野さんと篠崎さんの左手には、キラリと光るリング。2人の幸せがずっと続くよう願いながら、僕はパンを食べるんだ。

僕達は愛する人と一緒に、幸せな毎日を過ごしてる。

金城と妹さんも幸せである事を願うよ。
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