by
「いいから早く食べろ。冷めるだろ」

俺は無理矢理、美桜にお粥を渡し顔を背けた。

…今、美桜の顔を見れないのは
俺も顔が赤いような気がしたから。

「…うん」

美桜はようやく一口食べたのか

「おいしい…」

と呟くと静かに食べ始めた。
299ページより