anne

運命の相手がいるのなら
運命の相手がこの世にいるなら、
私の大好きな彼がその人であって欲しい。


始まりから感銘を受け、読み進めるうちに
此の作品の深さに入り込んでしまう自分がいた。


在日と呼ばれる方とは今まで出会ったことはないが
留学生やハーフの方などど出会って
国境を越えた壁に苦しむ方も決して少なくないと思う。

そうした中で
差別にも似たような目で見る方もいるし
逆に受け入れてくれる方もいる。


主人公である佳織は
先生の言葉
職員の言葉
がトラウマのようになり
一人で抱え込み
健太に打ち明けれない悩みを持つ。

そんな中で親友の支えだったり
昔の恋人の言葉が背中を押してくれて告白を決意し、
健太に打ち明ける。


健太や健太の両親の言葉は佳織を幾分幸せにしたか分からない。
思ったのは
其れこそ運命だったのではないか、と。


歳の差や家柄が関係ないのならば国籍も関係ない。
愛が存在するからこその運命。


素敵な作品を有難うございました。