真柴アオ
図書館から始まる、恋
まず“図書館”と言うシチュエーションから私の懐を突き、読ませていただいた作品です。
図書館と言う学校ともまたちょっと違う、特別な空間で時間を共有すること。
たとえそれが無言で本を読むだけであっても、逆に小さな声でのお喋りであっても、二人にとっては満たされているものなのだと伝わってきて、こちらの気持ちまでほんわかさせられます*
また由葵ちゃんや天野さんだけでない、ほかの人物も全員が欠かすことが出来ない存在たちで、それぞれに色があり、それぞれの恋全部を応援したくなります。
そんなところでまたきゅんとさせられたり、少し切なくなったりするのですが、そういった全てがこの作品の魅力です。
作品の雰囲気、キャラたちの個性や心情が、お話が進んでいっても損なわれることなく、いつまでも読んでいたくなる物語です。
素敵な作品、今後も楽しみにしています*