ハル

感動のラブファンタジー
自分が交通事故でこの世から消えたところから始まるこのお話。
ヒロインの紗英は、幼馴染で大好きな相手、拓に未練があり、この世を彷徨っている。

勿論生きている人間に、死後の世界がどうなのかは、分からないけれど、こんな風に人間界を彷徨う霊も実際にいるのかもしれない。

紗英は、生きていたころには気づかなかった拓の気持ちに触れて、死んでいながらも自分も見つめなおすことができて、自分は幸せだと思うことが、とてもすごいと思いました。

前に進むことのできない拓に、最後の最後で姿を見せて、自分の人生を生きて…と言えた紗英は、本当に拓を愛していたんだなぁと、涙が溢れました。

失ってから気づく愛…というテーマはよく目にしますが、一度きりの人生、後悔しないように、しっかりと生きていきたいですね。