人間らしさ
物語には、どこかで綺麗な部分を出してしまうものだと思います。

人の感情がそれに当たるわけですが。
しかし、この作品は人間のあるがままを丁寧に描いている。
人間らしさが伝わってくるので、親身になって読みふけってしまうのです。

不完全だからこそ、誰かを求めすがりつく。
求めた末に彼らが見たものは。

友情であり、恋愛である魅力的な作品です。