れび

吐息…
「賞味期限切れてるんだけど」「ルーシアちょうだい」「KOOLの意味知ってる?」そんな言葉とともに現れた男。

強烈な存在感を残しながら、主人公の面前に現れては消え、消えては現れ、やがて欠くことのできない存在として主人公の心の中を占有していく。

文体がほどよく情緒的で、うまくいえないけれど、読んでいて吐息が聞こえてきそうな独特の雰囲気を持っています。