伊織
甘酸っぱい恋の味
初恋のほろ苦い思い出。
ずっと心の中にいた愛美が再び成太の前に現れる。
そして、その瞬間に始まる葛藤。
なんでも持っている、そして、自分にはできないことをさらっとしてしまう兄。
そんな兄を前にして、成太はもがき苦しむ。
そんな成太を素直に応援したくなりました。もう一歩踏み出すんだ!って。
でも、それができない彼の気持ちも、とてもよく分かって。
【好きだ】
それを言うのはとても難しくて、とても簡単で。
だけど、通じる確率はほんの僅か。
本当にその通りだと思います。
だけど、一歩を踏み出した彼は、きっとこの先素敵な恋ができる。そんな気がする素敵なお話でした。