さなぎ
ゆっくりと深まる愛の物語
初めは言葉を交わすこともなく、名前ぐらいしか知らなかった、ほぼ他人の二人。
話すことも、距離を縮めることもせずに、結婚しているのにほぼ同居状態。そこには、それぞれの誤解もあって、お互いに近づくことはできない。
だけど、あることがきっかけとなり二人の距離はゆっくりとだけど近づいていく。
読み始めた時は、すごく切ないお話なのかと思っていたのですが、読み進めると甘い展開の連続で……
すごく、私好みの作品でした。
特にカクテルをストーリーの端々に織り込んだ手法は、ストーリーを引き締める役割もあって、すごく素敵でした。