たぁ

彼女の面影を持つ、あの子。
面白い設定でした。

大切な彼女“亜紗美”が事故にあったのは自分のせい…。その罪悪感を消せないまま過ごしていた日向君の前に突如現れた、亜紗美ちゃんにそっくりな藍ちゃん。

2年の歳月が流れても、一向に先に進めないままの日向君の助けになれば…と思い、“亜紗美”と呼ばれる事を承諾した藍ちゃんは、次第に日向自身に惹かれていくものの、彼は自分を通じて“亜紗美”を見ているだけ…と言う現実を突き付けられる。


彼の抱える闇は、想像以上に深かった。

登場人物それぞれに感情移入しながら読むと、それぞれが抱える痛みを感じ取る事が出来ました。


個人的には迷惑を省みずに、亡くなった方の面影を違う方に求め過ぎる日向君には共感出来ません…私は断然、藍ちゃんを応援しちゃいます!!!!