亜希

ネット世界の闇
基本的には颯と小町のラブコメディー

ですが、"荒らし"というネットの問題に焦点を当てた、作者さま独自の深い作品です。

荒らし行為を行う人間には、精神的欠陥があります。そして、一般社会で順応することができない人です。
特定されないのをいいことに、誹謗中傷を繰り返したり妨害を行ったりします。

現在、"荒らし"については該当する刑法がなく、法的に取り締まることは非常に難しいです。

個人の倫理観の問題もありますが、それだけ現代人の精神が病んでいるのかもしれません。

小町のサイトの"荒らし"を颯が何とかしようという姿勢に救いを感じました。

軽快なタッチで書かれていますが、現代社会が抱える問題を鋭く描いた作品です。