れいず

これは良い
序盤はあらすじを追うように淡々と、淡々と話が展開していきます。説明的です。

必見すべきは中盤以降。舞と悟が決断を下した後の現実での話の流れです。

夏輝と舞のやりとりにおける舞の複雑な心情が読者に共感を呼びます。また、達哉という新たな人物とのやりとりも見もので、各々の微妙な距離感、思惑、心情が絶妙で、グッと引き寄せられてしまいます。

そして終盤。この話をどのようにまとめるのか気になると思いますが、予想外の展開がありつつも、序盤の伏線をうまく生かしており、綺麗にまとめてあります。現実感を持ったハッピーエンド、程よい落としどころを選択しており、素晴らしいです。

おもしろいです。