NOEL
「イケメンの彼氏がほしい」とブッ飛んだ本音をもつ地味子と不良
イケメン不良大好きな地味子はひょんなとこから、大好きなイケメン不良とお近づきに!
頭ん中で暴走しちゃう妄想と次から次へと現れる不良に興奮するナツミだが──!?
と、あらすじだけで気になるような設定。
中でも、主人公の設定が珍しいため、ありふれた不良ものでも個性的な作品に感じました。
また、逆的要素が多く、独自の世界を作り上げることに成功しています。
それらは全て、キャラクターが立っているからではないでしょうか?
「イケメンの彼氏がほしい」なんてぶっちゃけは、一見引かれる部分もありますが、女の子の本音でもあるので親近感がわきます。これにより、読者の掴みは完璧。
そのままギャグを混ぜつつも、トントン拍子で話は進むので、読み手に飽きさせない書き方をしていると尊敬しました。
先で述べたよう、キャラクターがとても魅力的で、練り込まれており、ナツミの性格だけで、作品全体を支えている節を感じます。
キャラクターが良い、というのは作者さまの才能があってこそ。
今後もナツミに妄想させつつ、ブッ飛んだコメディーを書いてほしいです。