佐倉あみ
胸が締め付けられるリアルな恋
ケータイ小説でここまでリアルで胸が締め付けられる作品はなかなかないです。
16ページの中に主人公の先輩への想いが無数に散りばめられた星のようにキラキラと綴られ、そしてしっかりと収まっています。
切ない話でしたが、読後感はとても爽やかです。
失恋は悲しい。
でも、告白されたら誰だって嬉しいし、その相手のことをずっと覚えているもの。
先輩の中に主人公は青春時代の思い出としてずっと残るでしょう。
先輩の卒業と同時に主人公も先輩への思いを思い出としようとする前向きな姿勢で終わったのがすごく良かったです。
とても素敵な作品をありがとうございました。