愛由理
足りない「魅力」
オムニバス形式の小説。
一話目は、先生に恋する生徒のお話。
その恋の結末は・・。
二話目は、遠距離恋愛のお話。
オペラ歌手を目指すために
外国に向かった主人公。
帰国後、その時の彼は・・。
スラスラと読める作品でした。
一話目の先生のお話は、恋する女の子なら誰もが共感できるのではないか、という要素がたくさん詰まっていて素敵でした。
しかし、登場人物、特に先生に魅力を感じませんでした。
なんで好きになったのかもよく、分かりません。
ですから、いくら素敵な片思いを描いても、根本的に共感ができません。
残念です。
二話目にしても、睦に魅力を感じることができませんでした。
全体的に登場人物の個性や、魅力に
かけていた気がします。
ですが、ストーリーは切なく私の
好きなストーリーで楽しませてもらいました。
ハッピーエンドでも、バッドエンドでも恋する女の子なら、誰でも楽しんで読める作品だと思います。
最後に生意気な感想とレビューをお詫びします。