清乃
鳥肌が立った
作者様はこの物語を「歪んだ愛」と仰っていましたがなんか分かる気がします。人間なんてなんて脆くて儚いのだろう。ネジが1本緩めばたちどころにフリーズしてしまう。ミナトも菜穂もフリーズ状態なのだろう。恭平も普通っぽいけど菜穂を好きな時点でもう狂ってると思う。狂っている人達の話なのになんか分かる気がする。
寂しいのと愛しいのも紙一重なのかな、とか思いました。女の特徴と男の特徴を良く捉えている。女は待ち、男は攻める。そのポジションがはっきりしていたので読みやすかったです。
今位の時期の夜に読むのに相応しい作品です。