かすみ
なんだか…
本能のままに、惑わされ迷い込んだ迷路は、陽が当たらぬぬかるみで、身体ばかりか心までもが、その支配から抜け出すことができない。
心までもが不健康であるが故、歪み霞みで覆われてしまう。
倫というものは、人に導かれるものではなく、心の視野で見つめ感じるべきもので有りたいと思う。
最後に室田さんがついた嘘が、室田さん自身そして家族を守るものなのか、または、美穂を奥さんの非難から守るものなのか…
やはり、読者の受け取り方次第でしょうか?
美穂を通じて、不倫を肯定否定関係なく、いろんな角度からの感じ方捉え方で、客観的におもしろく読ませていただきました。